断面修復
隣地との境界で、お隣の擁壁と新設の擁壁が筋違いで、その小口のコンクリート部分のひび割れを直す要望。
別躯体が接する箇所は当然動きが発生しひび割れとなる。誘引目地を入れる必要がある。
最初割れている部分にグラインダーで筋入れして確認して貰うと、面も整えて欲しいとの追加要望となった。
手盛りしたような面になっていて、手をつけたくない箇所だったが要望とあれば仕方ない、フェンスを外し、当に“断面修復”となった。
今回の作業は、補修箇所が細かく多岐に渡るため“その詳細は現場で”となっていただけに、断面修復する材料を持参したか不安がよぎる。
何と!?インスタントモルタルを積んだつもりが間違えて軽量モルタルのイビモルを積んでいた。時には間違いも正解となる。
盛厚数センチで盛り付けし、両端に切込みを入れ、誘引目地とした。
施工後、隣地は空地で、新しく住む方次第で外構は改修する可能性もあり、今回施工した部分は改修で取り壊されるかもしれないとの事。
だから元々の仕上がりだったと納得。で心配なのが明日の天気で予報は雨。厚盛には酷なのでガッツリ雨養生。雨が止めば乾燥させたいので施主様に説明し、その後養生を撤去し乾燥して貰うようにお願いする。
クライアントからは“この追加補修箇所は日を改めて”とも言われたが、決して近い現場でなく、その後の依頼も詰まっていて次入れるのがかなり先になるため強行する事にした。
結果は如何に。