Pコン埋め
RC擁壁によく見かける丸い窪み、私達は"Pコン"と呼んでいますが、「Pコン」は型枠とセパレーターを繋ぐ金具の事で、正式には"Pコン穴"或いは"セパ穴"。
Pコンは、生コンを流し込む際、型枠に均一に力がかかるように、通常等間隔に設置するため、丸い穴も等間隔にあるのが普通です。
極稀に、この部品がついたままの場合があり、取り外すには専用工具が必要になります。
部品によりサイズが異なるため、都度確認が必要ですが、セパレーターの軸があるため、普通のソケットが使えずディープソケットが必要になります。
![](https://static.wixstatic.com/media/f658e5_3daefe25344943c19b96821619abd30c~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_261,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f658e5_3daefe25344943c19b96821619abd30c~mv2.jpg)
今回は12インチのディープソケット、これで簡単に取り外す事ができます。
あとは固く練った補修材を詰め、モッコウ鏝で絞めて完成。
![](https://static.wixstatic.com/media/f658e5_1016c95b974a44909e96165e2d956514~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_261,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f658e5_1016c95b974a44909e96165e2d956514~mv2.jpg)
モッコウ鏝もPコンのサイズに適合するモノを使用します。
最も多いこのサイズは、ペットボトルの蓋と同じサイズなので、ない時にはペットボトルでの代用も可能。
補修材を詰めるので、躯体に比べ若干濃い色になります。