杉板擁壁の着色
出来上ったRC擁壁の色が少し黄色い箇所があり、これを改善出来ないかとの相談を頂いた。
同じRC擁壁でも両面浮造りの杉板模様のある擁壁は普段のRC擁壁とは別モノで、この補修はかなり手間と工数が係る。
酷いジャンカは時に私の手に負えずお断りするかもと伝えると、特に気泡やジャンカの補修はなく、黄色い箇所の色だけを整えて欲しいとの事で了承した。
丁度杉板擁壁のランディクスコート塗装の仕事をしたところで、その時はNSポリマーミックスで数箇所補修したがそこだけ少し白くなった。
つまりプレミックスモルタルを塗装のように薄塗りすれば、色を白くする事ができる。またそれに加色すればある程度色をコントロールできる事が先の作業で分かっていた。
問題はどうやって杉板模様が消えない程度のネタとするか。勿論どの材料を使うかによっても仕上がる色が変わり、プライマーの濃度でも変わる。異なる2つの液で試して、どちらがより希望に近いかで決めるしかないだろう。
ハイモルスーパーかゼロヨンか、プライマーを3倍希釈や10倍希釈か、ある程度絞って当たりをつける。
今回は全体に均一にローラー塗りのみで要望の白っぽい仕上がりにする事ができた。超絶手間な杉板擁壁補修としては超スーパーハイパフォーマンスだった!