飛び出たボルト
RC擁壁に飛び出したアンカーボルト、このままネタで塞ぐとボルトが錆て、中から錆が浮き出て、染み出した錆が垂れて赤い筋になります。
鉄製品はアルカリ性のコンクリート中にあると酸化を防いでくれるが、コンクリートの中性化と共に酸化しやすくなります。
![](https://static.wixstatic.com/media/f658e5_d5146036a4164527a4b20197314ccb04~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_110,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f658e5_d5146036a4164527a4b20197314ccb04~mv2.jpg)
補修手順としては、まず水分との接触を極力抑えるために、できる限りアンカーをグラインダー等で削り、被りを厚くします。
次に錆止め塗装を塗ります。サビがあれば除去が基本ですが、今はサビの上から塗れるシリコン塗装もあり、それが便利です。
続いてアンカーの周りのRCに浸透性防水材をぬります。
![](https://static.wixstatic.com/media/f658e5_8fe8f3ed27da481d8dd3c520858dd263~mv2.jpg/v1/fill/w_147,h_110,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/f658e5_8fe8f3ed27da481d8dd3c520858dd263~mv2.jpg)
この前処理をしてから、補修材で穴を塞ぎ、色合せします。
それなりの材料と工数がかかるが、折角直すのなら万全を期したいものです。