カラーコンクリート
石も様々で濡れると艶ありの色濃くなるモノが多く、外構で玄関前のアプローチに石を貼り、その土台のコンクリートの色を石と合わせたいという依頼。
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当初は同じ石を貼る予定だったらしいが最初に貼った石がミルフィーユのような層になったモノで、貼ったら反り返り、今回の厚く重たいモノに貼り替えた。側面にこの分厚い石は流石に貼れない。
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単に着色もありだが、降雨時に石同様色濃くしたいとの要望。となるとそれが可能なのは“カラーコンクリート”。
コンクリートに顔料を入れ着色したモノで、基材をホワイトセメントにすれば、ほぼどんな色も作る事ができる。
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↑ビフォー ↓アフター
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メリットは耐久性で塗装に比べ剥がれや退色が少ない、デメリットは直しが難しく特に濃い色は退色変色し易く土間には不向き。
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施工上の注意点は、練った状態が濡色だがその状態では乾き色が確認出来ないため、少量ずつ練り、乾き色を確認しながら進める事。ベースがモルタルだけに手速さも必要。
今回緩い階段に貼られた石の間には砕石をこの後敷くため未着手で側面のみ塗付。刷毛引き仕上げだったため刷毛塗りで下地処理も大きな欠け・ジャンカ・気泡迄の簡略化。
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デザインについて、重厚な石にマッチするモノはと問われ、割石の形状が生きるのはシンプル。塗り終えた状態を一目見て“完璧!”と言われホッと一安心。
【追記】
その後連絡があり“色落ちした”と。
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雨がかかり、1週間程でみるみる変色したらしい。試しに同じ方法と塗料で着色してみると、カラーモルタルの方は塗料に比べ退色が著しい。
同じ方法ではまた退色するため塗料にしてトップコートとしてクリアシリコンを塗布。
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色が濃いため躯体全体が湿らないと濡色にはならないが今回はコレで経過観察、さて!?
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