総RCの家
2022年冬、左官がメインの業者から応援依頼があり、例年1月は仕事が少ない事もあり快諾した。
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依頼内容は、RC住宅の打放しとなる軒先の側面と上裏の仕上げで、南側は1・2階のベランダの天井と他裏や脇の勝手口庇など計4箇所。
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年始早々から現場入りしたが、依頼先も人手不足で、依頼箇所以外にも立ち遅れており、先ずソチラを先行との事で、建屋外壁の下地補修を任される。
外壁塗装の下地補修は、整形とパネル継ぎ目の段差解消。鏝が扱えるだけでこんな仕事を頂ける事に驚きと感謝。とはいえ家の外側上から下まで丸っとで、ソコだけでも丸4日を費やす。
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今回一番厄介だったのが後付けされた笠木。笠木を設けるデザインは昔はあったが今ではかなり珍しいらしく、私は勿論初。
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応援2日目、防水屋さんが入り、作業途中の笠木を含む防水塗装が開始。
先の依頼箇所の他、ガレージや外構にも打放しとなる箇所が多々細々あるが、先ずは建屋足場解体を優先するため、建屋下地補修を優先の要望。が防水工事とぶつかるは削りカスの配慮やら効率急下降。
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応援5日目、ようやく建屋の庇に着手と思ったが、今度は予定より1週間早く外壁塗装が入り施工箇所が養生で覆いつくされた状態で“養生を剥がしていい”と言われたが、どうも気乗りしない。
単に養生を取るだけに思われがちだが、厚みのある塗装面は簡単に取れない場合が多々ある。他業者の仕事を手伝う余裕などない。
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施工箇所が建屋から外構にシフト。本件では補修部のみ美装加工を基本とし、極力美装箇所を広げないようにした。
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ガレージは、ゲート両柱袖壁や宅配ボックス・スイッチ周り・奥軒の整形。ガレージから建屋への通路周りの整形。そしてガレージ左扉を出た外壁の垂れ壁。
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打放しの象徴となるPコンだが、今回全てコアドリルで穴を開け直し、詰め直す処理を施した。指示違いで平坦埋めした箇所が多かった為だが、形や色が統一され、大正解だったように思う。
モルタル美装に拘ったのには理由があり、経年劣化した際に未着手箇所との違いを極力抑えたかったため。また後工程でテープ貼付けで表層面の剥がされも心配だったためだ。想定外は数日経ち全て真っ白くなっていた事。所謂“白華”で、冬季はこの白華だけは防ぎようがない。ポリマー系の材料を揃えるべきだった。
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追加として、外壁扉上の庇で、幅2cm程のアルミ傘下の笠木の側面を打放し風にしたいとの要望を貰う。既に防水プライマーが塗られ青くなった部分でモルタルの下地補修とミックスになった状態。
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防水プライマーの上にモルタルを塗付けても接着力が弱くいずれ剥がれる。防水プライマーを除去するのはコレ又骨が折れる。なので水性シリコン塗料でそのまま上からRC打放風に塗装する事にした。上辺がコーキングで下手に養生すると剥がし時に大変な事になるため、養生なしで細い刷毛を使用。使用材料はSKプレミアムシリコン。
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現在外構の外壁タイル貼りと外構土間を施工中。完成が楽しみ。
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【追記】3月に突入し、お披露目も近い(予定3/15)。外壁タイルも貼られ、豪華さが際立つ。
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追加依頼があり2日程現場入り。残る笠木側面の前回同様の塗装との事でこれは大変と思ったら、ガレージの道路側のみと拍子抜け。
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外玄関を入った先の内玄関横に三角柱の飛び出たRCがあり、花瓶が飾れるように石が天端についた。2月段階ではソコソコだったが経過すると今ひとつなので側面を整える。
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因みに三角柱はSKバリヤーコート仕上げ。打放し部は浸透性吸水防止剤SKミクロンガード仕上げとなっているが、SKバリヤーコートは珪酸塩系表面強化材で効果は半永久的。