床補修の気泡対策
先日現場に居合わせた職人さんとの雑談で、床補修で「NSフロアハード!?あれはポコポコ穴があいて難しい!」という行があった。
私もこれまで幾度となく床補修をやり、同様の現象に幾度となく手を焼いた。
原因が分からず、材料の練り不良!?と思っていたが、セルフレベリング材を調べていたら「〜気泡発生抑制効果に優れ〜」なる文言を見つけ、そうか!と閃いた。
材料や施工方法によるモノではなく、下地自体が問題だと。コンクリートはよく呼吸するというが、その呼吸するが故に材料をのせると溜まった空気が出てくる事が原因だと。
でその気泡発生を抑制してくれるのがセルフレベリング材専用プライマーでその名も「NS高性能プライマーSL用」!
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名前からして高そうだが、18kgで¥14870(2022年10月時点)とビビる程でもない。
日本化成社では、高性能SLプライマーとハイフレックスそして無塗布の性能比較試験結果を公表しており、ハイフレックスと無塗布では見事に気泡が発生している。
NSフロアハードの公式施工方法説明でプライマーとして5倍希釈のハイフレックスの塗布を推奨しているが、本当はこの高性能SLプライマーを推奨したいのではないかと勘繰る。
前置きが長くなったが、床補修の気泡対策は「SLプライマー」。
使い方は、5倍希釈の2回塗布だが3倍希釈1回塗布も同等としており、だったら一回で済む3倍希釈といわないのには何か理由があるのだろうか?
また原則左官ブラシでの塗布でローラー塗りは駄目で、その塗布作業も施工前日迄に行う点も注意したい。
余談だがトクヤマ社の同等品でSLプライマーONEという商品があり、こちらは最初から3倍希釈1回塗りとしており、親切に思える。価格も1割程安い。
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1缶18kgで300㎡程施工可能なので、1割の価格差は誤差ではあるが、安い事はいい事だ。