階段袖壁補修

階段とスロープを平板で併設し、その間の壁を補修する事に。

壁塗付けが平坦でなく、平板側面より孕んで覆い被さった状態。

上から見ると側面が横に飛び出ている。最下部は塗り足し足らず。

先ず孕んだ部分を除去。電動ハンマーで大バラしし、際は平板を傷つけないようにタガネとハンマーで慎重に進める。

斫ると下地が既に孕んでいた。また各所に空洞があり詰め切れていない。

盛付には墨モルタルが使用されており、養生し同様にモルタルに墨を入れて盛付け。

盛付時に平板を外す事も検討したが、上部の押さえや盛厚決めに何らかのモノか必要になるので、平板をそのままで盛付る事に。

水平器すら当てられず頼りは目視のみ。

仕上げは縦刷毛引き。縦の刷毛目が盛付の若干の狂いを補正してくれる。

平板側面の汚れをコンクリート除去剤で取り除こうとしたが斫り時に平板が浮いてしまうため、再設置時に汚れた面を内側にして貰う事に。

養生を外し砕石を戻すと、平板より2mm程控えたスッキリとした袖壁に仕上がった。

最上段で盛付けられた箇所もスッキリ収める事ができた。